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三角猫の巣窟

三角猫の巣窟

夏休みに事故で死なない方法


毎年夏になると、川で誰かが溺れ死んだとか海で誰かが溺れ死んだとかという事故が全国各地で起きる。事件・事故・災害アーカイブというサイトによると、2018年の7-8月には511件の水難事故が起きて、そのうち死者・行方不明者が248人でだいぶ死亡率が高い。死んでしまってはせっかくの夏休みが台無しである。というわけで夏休みに事故で死なない方法を考えることにした。

●死亡フラグを回避する

戦争映画で兵士が「この戦争が終わったら結婚するんだ」と言うなど、これをやったらその後で死ぬという行動を死亡フラグを立てるという。映画の「ファイナル・デスティネーション」シリーズだと死の予兆のピタゴラスイッチ的な死亡フラグが立って、それを回避しようとする。死亡フラグを立てないようにしたり、死亡フラグに気づいて回避したりことで死ににくくなる。

・酒を飲まない

そもそも自然は危険なものなので、事故を防ぐために最大限に注意を払わないといけない。しかし夏休みで浮かれている人は自然の中にいると注意を払うどころか浮かれてはしゃいで平常時よりも注意が散漫になる。そのうえ酒を飲んで身体能力と判断力が落ちて、脱水症状も起きやすくて、いっそう危なくなる。
酒を飲んで気が緩んで海や川で泳いで溺死する事故は恒例行事かというくらい毎年起きている。プールでは泳げる人でも波がある海ではまっすぐ泳げないし息継ぎも難しくなるし足もつかない。川は海よりもさらに危険で、川底の水が冷たくて体が思うように動かなかったり、苔で滑って立てなかったり、岩に頭を打ったりして、足がつくような浅瀬でもおぼれる。ため池は存在自体が危険で、もともと人が泳ぐ用途には作られていないし池の底が掃除されていないので、水草が足に絡まったらおぼれるし、陸にあがるための手すりなどもないので安易に近づくべきではない。水辺はしらふでも死ぬ危険があるのに、酒を飲んで泳ぐのは自殺するようなものである。
酒を飲んだら自分が危険になるだけでなく、他人が事故にあったときに迅速な救助もできなくなる。ライフセーバーがいる海水浴場や、整備されたバーベキュー場などの安全が確保できる場所以外で酒を飲んで気をゆるめると事故を招く。海や川で酒を飲むのは死亡フラグである。

・他人任せにしない

登山で道がわからないけど他の人についていけば帰れるだろうとか、遭難したけど誰か救助を呼んでくれるだろうとか、安全を他人任せにすると死につながる。事故が起きても傍観者効果で誰も救急車を呼ぼうとしないこともありうる。生命にかかわることを他人に任せるのは死亡フラグである。
母親が父親にちょっと子供を見ててと頼んだら、子供が危ないことをしても注意もせず止めようともせずにただ見ているだけということもある。子育てに参加してこなかった世代の祖父や独身の人に子供の世話を任せるのも死亡フラグである。

・単独行動をしない

長野県の2018年までの過去五年の山岳遭難では死者の47%、行方不明者の87%が単独登山者だった。一人でアウトドアの趣味に行くと気ままに行動出来てストレスが少ない反面、事故にあったときや機材トラブルが起きたときに救助を呼びにくくなる。スキューバダイビングのバディシステムのように同行者がいれば機材チェックのミスをなくしたり救助を呼びやすくなったりするけれど、一人で簡単な装備でできるスノーケリングだと岸が近いからと油断しがちだし溺れても誰かが気づくまでほったらかしになるので、かえって死亡事故が起きやすくなる。遊戯王の作者も一人でスノーケリングして死亡した。単独行動は死亡フラグである。

・立ち入り禁止の場所には行かない

立ち入り禁止になるのには禁止になるだけの理由があって、たいてい過去に死人が出た場所だったりする。DQN釣り人は何人も死んでいる立ち入り禁止の堤防に行って、フェンスを壊してまで侵入して釣りをしようとして、大波にさらわれて死んだりする。遊泳禁止の海岸は離岸流があったりしてぱっと見はわからないような危険性がある。前に行ったときは何ともなかったし自分は大丈夫と思っていても、危険な場所に何度も訪れていれば確率論的にいつか自分が事故にあうターンが来る。立ち入り禁止の場所に行くのは死亡フラグである。

・危険な場所に分別のない子供を連れて行かない

子供は大人が持っているような判断力を持っていないし、男児はなんでそんなことするんだというようなアホなことを好奇心が赴くままにやったり、やるなと言われたことをあえてやったりする。危険な場所で子供から目を離すと事故につながるけれど、そもそも危険な場所に子供を連れて行かなければよい。
しばしば花火大会や祭りで夜中に非日常的空間に連れていかれた幼児が興奮して道路に飛び出して交通事故にあったりするけれど、記憶もないような幼児を親の都合で人が集まって交通量が多い所に連れまわしても楽しいどころかリスクしかない。夜中に子供を連れまわすのは死亡フラグである。

・不慣れな土地での行動は慎重にする

お盆休みに帰省した場合、子供は一年に数日しか行かない田舎の祖父母の家で過ごすけれど、土地勘がないまま田舎の自然に接するのは危ない。子供が近所の裏山に入り込んで行方不明になったり、地元住民は危険だと知ってるようなため池や川に好奇心で近づいて事故にあったりするので、土地勘がない所で子供を遊ばせる場合は親が細心の注意を払うべきである。
群馬県や長野県などの海なしの県民が夏休みに海辺ではしゃいで事故にあうことも多い。新潟や茨城の海岸の事故のニュースをみるとたいてい群馬や長野あたりから遊びに来た人で、海なし県民は波の怖さを知らないから不用意に波打ち際に近寄って大波にのまれたり、海水浴場でないところで泳いで離岸流に流されたりする。茨城県がヘッドランド周辺における水難事故についてと注意喚起しているように、ヘッドランドは砂浜の保護のために設置されていて離岸流が発生するので立ち入り禁止になっていて遊び場ではない。不慣れな場所ではしゃぐのは死亡フラグである。

・子供だけでアウトドアに行かない

子供は人生経験が不足しているがゆえに、大人ならわかるような行動の結果の予想ができずに、好奇心にまかせて行動してしまう。失敗するのも経験のうちだけれど、夏休みに行動範囲を広げて山や川に行くと失敗が命取りになる事故が起きる危険がある。大人なら溺れている人を助けたり適切な救命措置をとったりできるけれど、子供にできることといえば大人を呼びに行くことくらいしかできないし、一緒に遊んでいた友人が事故にあっても親に怒られると思って黙っている子供もいるし、子供が夏休みだからといって親が休みとは限らなくてすぐに連絡がつかない場合もあるので、救助の遅れが死亡事故につながってしまう。子供だけで行動するのは死亡フラグである。

・珍しい乗り物でふざけない

ジェットスキーではしゃいでターンとかしまくって落ちた時に高圧水流が肛門に入って内臓を負傷したり、どうせばれないからと免許がない人にジェットスキーを運転させて他のジェットスキーとぶつかったりする事故がときどき起きている。田舎のじいさんの農作業についていった孫がトラクターから落ちて機械に巻き込まれる事故もたまに起きている。セグウェイに乗って後ろ向きに転んで後頭部を打つこともある。2021年には滋賀で父親がフォークリフトのリフト部分に小学生の子供二人を乗せて時計回りに走って遊んでいたら、子供が振り落とされてひかれて死亡する事件が起きた。2022年には前橋市でフォークリフトをブランコ代わりにしたらパレットが落ちて子供が死亡する事故が起きた。普段見かけない珍しい乗り物を面白がって興奮してはしゃぐのではなく、珍しい乗り物だからこそどんな危険があるかわからないのだと警戒して慎重になるべきである。珍しい乗り物でふざけるのは死亡フラグである。

・年相応の振る舞いをする

普段運動をしていない中年が久しぶりの休みにアウトドアで遊びまわると、自分で思っているほど体力がなくて思い通りに体が動かなくなったりする。サイパンやグアムとかの海外旅行でスノーケリングをしてきれいな海に夢中になっているうちにいつの間にか海流に流されて帰る体力がなくなって力尽きておぼれる人もいる。遊ぶなら余力を残してゆとりをもって遊ぶべきで、家族がいる大人なら遊びで死ぬような無責任なことはしてはいけない。童心に返って遊びに夢中になるのは死亡フラグである。

・人混みを避ける

人が多く集まるところでは予期しない事故が起きやすいし、人混みに巻き込まれると何か起きた時に思うように避難できなくて危ない。日本だと明石花火大会歩道橋事故や2013年福知山花火大会露店爆発事故のような大事故が起きている。海外だとイギリスのサッカースタジアムで人が多すぎて圧死したり、スペインでラップを聞いている観客がジャンプして遊歩道が壊れる事故が起きている。テロリストはボストンマラソン爆弾テロ事件のように人が集まるイベントを狙う。人混みは死亡フラグである。

・急がない

遊んだ帰りには運転手が疲れていて注意が散漫になったり居眠りをしたりして交通事故が起きる。お盆の帰省ラッシュで渋滞が多いときには運転手がイライラしていて、高速道路でやたらと車線変更をしたり追い抜いたりすると煽り運転をするDQNに絡まれたりする。ほんの数分短縮するために事故を起こしては割に合わないので、十分休憩をとってのんびり移動すると事故にあいにくくなる。無駄に急ぐのは死亡フラグである。

・地元住民の忠告を聞く

波が高いからやめとけと漁師が忠告するのを聞かずに小型ボートで釣りに行ったり、登山で山を下りてきた人に引き返したほうがいいと忠告されてももうちょっとで頂上だからと忠告を無視して登ったりすると危ない。見ず知らずの他人の忠告で自分の行動を変えるのを嫌って忠告を無視して、この程度なら大丈夫だという正常性バイアスがいったんかかってしまうと、まだイケルと思って引き返す判断が遅れて避難が間に合わなくて事故にあったりする。愛知県豊田市の矢作川は地元の人は危険だと知っていて泳がないけれど、よそからバーベキューや川遊びに来た人たちが泳いでおぼれる死亡事故が多発している。地形や天候をよく知っている地元住民の忠告を無視するのは死亡フラグである。

・天候に気を付ける

せっかくの休みだし予定も立てたし荷造りも終わってるし、と悪天候を無視してアウトドアの予定を強行しようとすると危ない。DQNの川流れとして有名になった玄倉川水難事故は、天候無視、地形無視、再三の避難勧告無視、DQNという死亡フラグ立てまくりで死んで当然という状況だった。夏休みに台風が来ることがあるけれど、自然は人間の休日の予定なんて気にしないので、人間が自然に合わせて行動しないといけない。台風で波が高いのに好奇心で海辺まで行って高波にさらわれる事故や、大雨で増水しているのに川で泳いで流されておぼれる事故があちこちでおきているけれど、こういうのは天候に気を付けて水辺に近寄らなければ防げたはずの事故だった。天候を無視するのは死亡フラグである。

・同行者で一番体力がない人にペースを合わせる

例えば登山のベテランの中に初心者が一人混じっている場合は、その初心者のペースに合わせて山を登らないといけない。逆に初心者が周りに気を使ってハイペースでベテランについていこうとすると、途中で体力を使い果たして下山する体力が残ってなかったりする。少し休んだら追いつくから先に行っててと言われて体力が落ちている人を山に残して他の人が先に下山するのは死亡フラグである。あるいは体力がない人を気遣おうとしないせっかちで自己中心的な人とアウトドアに同行するのも死亡フラグである。

・サンダルを履かない

夏は手軽に履けるサンダルで水辺に外出しがちになるけれど、ビーチサンダルやシャワーサンダルは防御力が低くて脱げやすい。漂流物が多い海岸だと流木や割れた瓶がサンダルの底を突き抜けたりして足を怪我する可能性があるし、岩場で波をかぶってサンダルが脱げると足の裏が濡れてふやけているので岩や貝殻などを踏んだ時に足の裏が切れやすくなる。子供が好奇心で水辺で足先を濡らして、そのときに脱げたサンダルを回収しようとして川や海でおぼれる事故もときどき起きている。水辺に行くときは指先にひっかけるタイプのサンダルでなく、足首を包むタイプの脱げにくいウォーターシューズかベルクロで足首を固定するスポーツサンダルを履くほうが事故にあいにくくなる。
登山でサンダルを履く人はあまりいないだろうけれど、歩きにくくて斜面で踏ん張りがきかなくて転落しやすくなるし、虫刺されやヒルの吸血も起きやすくなるのでサンダルで登山をしてはいけない。

・DQNに関わらない

DQNは常識と想像力が欠如しているし、バカのくせに偉いつもりで主導権を取ろうとして素直に他人の忠告を聞かないので存在自体が危ない。DQNはいたずらで着衣の人をいきなり海に突き落としておぼれさせたり、バーベキューで火力が足りない炭火コンロに着火剤やオイルライターのオイルを直接注入して近くの人を火だるまにしたり、水上スキーで海水浴客をひき逃げしたり、橋から川に飛び込んで死んだりする。さらにDQNが酒を飲むとただでさえ乏しい理性がなくなって、他人に絡んだり喧嘩したり飲酒運転したりしてトラブルを起こす。DQNと一緒にいるだけで自分に落ち度がなくても事故に巻き込まれて死ぬ可能性が高くなるので、DQNとは距離を置いたほうがよい。DQNに関わるのは死亡フラグである。

●生存フラグを立てる

「デッドバイデイライト」や「フライデー・ザ・13th:ザ・ゲーム」などのホラーゲームなんかでは生存条件があって、機械を直したり救助を呼んだり応急処置をしたりすると生還できる。サバイバルだと救助が来るまでの水と食料の入手と、火起こしや防寒具で低体温症を防いだり、直射日光で熱中症になるのを防いだりして、体力が低下して病気にならないことが生存のために重要になる。

・万が一に備えて装備を整える

川遊びだとどうせひざ下を濡らすくらいだからとあなどってライフジャケットを着ていなかったりするけれど、足が滑ると浅い川や用水路でも溺れてしまうし、川は海よりも水流が複雑で、滝などの段差があって気泡があるところでは体が浮かないので、助けに行った人が浮くものを持っていないと一緒に溺れてしまう。水辺に行くなら自分は泳ぐつもりがなくても誰かを救助しないといけない状況も想定して、ライフジャケットや浮袋になるものを持っていくべきである。たまに親が溺れている子供を助けて死亡する事故が起きるけれど、ライフジャケットを着ないで水辺に行く人はそもそも準備不足で危機管理ができていないなので犠牲を美談にしてはいけない。ライフジャケットは安いのは3千円もあれば買えるし、家族で水辺に行くなら家族の命に責任を持ってライフジャケットを着用するべきである。
サバイバルブレスレットはほどくと3メートルくらいのロープになって、ペットボトルにロープを結んで溺れている人に投げて掴ませてロープを手繰り寄せたり、崖や波けしブロックから落ちた人をロープで引っ張り上げたり、怪我して歩けなくなった人をおんぶして落ちないようにロープで固定して運んだりできるので、二つくらい持っていると事故がおきたときに救助に役立つ。
サバイバルナイフも救助の役に立って、例えば崖から落ちて脚の骨を折ってズボンを脱がせられないときに傷口の周りの服を切って止血や消毒をしやすくしたり、木の枝やツタを切って添え木を固定したりできる。
山で遭難した時はすぐに救助されなくて長期戦になることがあるけれど、そのときにスマホの充電が切れると電話やライトが使えなくなったりしてさらに生存が危ぶまれるので、太陽光で充電できるモバイルバッテリーとかの給電方法も用意しておく方がよい。

・いつでも助けを呼べるようにする

もし事故にあっても早く救助を呼ぶことができればそれだけ生存確率も高くなる。アウトドアのレジャーに行くなら家族に帰宅予定時間をあらかじめ知らせたり、登山の入山届をちゃんと提出したり、携帯電話が濡れて故障しないように防水ケースに入れたりすると救助を呼びやすくなる。火起こしして狼煙を上げたり、夜にライトを点滅させたり、鏡で日光を反射させたり、ホイッスルや指笛を吹いたりすることができれば遭難しても捜索隊に発見されやすくなる。叫んで救助を呼ぶのではあまり声が遠くに届かないし、声がかれて肝心な時に救助を呼べなくなったりするので、普段から小さなホイッスルをキーホルダーにつけておくと山での遭難だけでなくて地震や土砂崩れで不意に埋もれたときにも使えて便利である。2019年の山梨キャンプ場女児失踪事件のように比較的安全なキャンプ場でも子供が迷子になることがあるけれど、子供にホイッスルを持たせておいて迷子になったときには動き回らずにホイッスルを吹くように教えておけば見つけやすくなる。
夏休みに子供につきっきりで面倒を見ていられないという親は、子供にGPSを持たせたりスマホの位置共有をしたりすると、夕方になっても子供が帰ってこないときや子供が迷子になったときに居場所がわかってすぐに捜索できる。

・応急処置の知識を身につける

救助を呼んでも車が入れない場所だと救急車が現場に到着するまで数時間かかったり、さらに病院に搬送されるまで数時間かかったりする。人工呼吸、心臓マッサージ、止血、熱中症や低体温症の対処などは処置が早くて適切なほど生存確率があがる。スマホにあらかじめ応急処置アプリを入れておけば、中学生の保健体育の知識を思い出しながらあやふや応急処置をしたり、慌ててスマホで検索したりするよりもだいぶましな処置ができる。
自動販売機や水道がない場所に行くなら熱中症や脱水の予防としていつでも水分補給できるように飲み物は多めに持っていくべきだし、釣りや登山に行くなら破傷風を防ぐために怪我をしても応急処置として消毒や止血ができる程度の医療キットや、飲用とは別の清潔な水を持ち歩くべきである。水を入れる入れ物としては私は焼酎の容器のような取っ手付きのペットボトルが気に入っていて、これは安く買えるし、持ちやすいし、取っ手にロープを結んで溺れている人に投げることができるすぐれものである。

・機械を過信しないで壊れた時の予備手段を持つ

機械は基本的にいつかは壊れるものである。釣りで小型ボートでエンジンが故障しても自分で直せる技術や知識がないならそもそも小型ボートで沖に出てはいけないし、エンジンを過信してボートの漂流を防ぐアンカーや手漕ぎオールがなくて漂流したらそこで詰んで、救助が呼ばれても発見されるかどうかは運任せになる。携帯電話も壊れるしアプリの情報が正しいとは限らないので、登山でコンパスアプリやグーグルマップに頼らずに実物のコンパスや地図を併用するべきである。用心をしすぎて困るということはない。

・毒物の知識を身につける

海や山は地形が危険なだけでなく、毒がある生物がわんさかいる。山には食べたら危険な毒キノコや毒山菜や、うるしのような触るとかぶれる植物や、蜂や蛇もいる。海だとエイやカツオノエボシやソウシハギやヒョウモンダコやイモガイやスベスベマンジュウガニやウミケムシなどの毒のある生物が釣れたり浅瀬で捕まえられたりする。一般的に食べられるキノコや貝でも生息地域によっては毒があったりする。子供の頃は平気で虫を触れても大人になると虫を触れなくなるのは毒や細菌や寄生虫などの害を警戒するからで、人間になじみのある犬や猫でさえ狂犬病やパスツレラ症の感染リスクがあるのだから、どんな感染症を引き起こすかわからない野良生物に対しては最大限に警戒するのが正しい反応である。よく知らない生物はむやみに近寄らない、触らない、食べないで、何か見つけたらまずは毒があるかどうか図鑑で調べると生存確率があがる。

・緊急避難の知識を身につける

山で遭難した場合は雨風や落石を避けられるビバークの場所の選定で体力の温存具合が変わってくる。海岸で野宿する場合は満潮時に水没しない場所に寝床を作らないと、寝ている間に貴重な荷物が波にさらわれて回収不可能になったりする。交通事故の場合は発煙筒などで後続車に事故を知らせて車から離れないと、事故現場に後続車が突っ込んできてとどめを刺される。緊急時には無知がそのまま死につながるので、安全に救助を待つ方法を知っているだけで生存確率があがる。

●まとめ
死亡事故につながるような行動を避けることと、もし緊急事態に陥っても生き残る方法を身につけることで、夏休みの事故で死ににくくなる。事故を他人事だと思わずに、自分や友人や家族が死ぬターンが来ないように気を付けたほうがよい。

2023/8/11更新 三角猫

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(=‘ω‘ =)ニャー


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